本能と習性④「穴掘り」
犬が登場する昔話はいくつかあります。
そのうちのひとつが『花咲かじいさん』。
「ここほれワンワン」という犬の指定した場所に穴を掘ると大判小判がザックザク出てくる、なんてシーンがありますね。
子供の頃、この話を聞いて、うちで飼っていた犬が穴を掘りたがると「お金が出てくるかも~!」なんて期待しましたが、出てくることは結局ありませんでした。
それにしても、犬ってよく穴を掘りますよね。
芝生を敷いている庭など掘られてるとついつい大きな声で怒ってしまいそうになりますが、この「穴を掘る」という行為も、犬の本能による習性のひとつなんです。
■貯食の本能
野性の動物には、狩りができないいざという時に備えて、獲得した獲物を貯食しておく習性があります。
土中に穴を掘って、そこに食べ物を貯食しておくんですね。
そんな動物本能の名残で、犬は穴を掘りたがるのだと言われています。
食べ物がなければ動物は生きていけません。
だからこそ、今でも習性として残っているのです。
食べ物以外にも、穴にものを入れることがあります。
それは、犬にとってとても大切なものだということです。
頭ごなしに怒れないですね。
■ストレスを溜めていませんか?
ストレスを溜めると穴を掘ることがあるようです。
穴を掘ることで変化が生じ、土のニオイがするというのが、好奇心を高めてくれるため、犬にとってストレス解消に繋がります。
ケージで飼われている犬などはストレスを感じやすい状況にあります。
もしも穴をやたらと掘るようなら、何かストレスを感じさせているのではないか?という疑問を持って、環境を見直してあげるようにしてください。